一生で唯一無二

投稿者:User icon mini jisoower 投稿日:2014/01/22 17:33

私が今、最も信頼し敬愛する人は、
故人では、司馬遼太郎と河合隼雄。
現役活躍中では、茂木健一郎と重松清だ。home improvement

茂木と重松は、奇しくも(私より1学年下の)同学年。

この2人の対談集『涙の理由』を、昨夜読み終えた。
2006年5月から2008年3月までの、2年弱、
5回に亘っての、異なるシチュエーションでの対談が収録されているのだが、
こうも毎回内容濃く、深い世界が展開されるとは・・・・瞠目した。

 人は、自分の中に、自分にしかないパズルを持っており、
 最後の1ピースがカチリとはまった瞬間に、
 一生で唯一無二の、最高の涙が流せるのだ。
Multi-touch Panel
安易に流す、同情や軽い共感の涙ではなく、
そういう重い、価値高い涙は、確かに在る。
ただ、必ずしも全ての人が、そこに到達できるとは限らない。

そして、涙の強制・共感の無理強いほど、恐ろしいものはないことを、
肝に銘じて忘れるなかれ。

『泣いた赤鬼』は、私も大好きな作品だ。
小学校1年生の時に初めて読み、幼心に、鮮烈な印象を持った。
同情ではない、もっと別な、わけの分からない感動に襲われ、
赤鬼と一緒に、わんわん号泣したのを覚えている。
本を読んで泣いた、最初の経験だった。
(同情して泣いたのは、『マッチ売りの少女』と『フランダースの犬』)




私たちは皆、自分のみに許された涙を、与えられている。
老若男女・貴賎貧富に関わらず。
自分のかけがえのない命を、生きる権利を与えられている。

誰かに、ましてや邪まなる者に、操られることなかれ。designer sunglasses women


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