敗戦により中国から日本に帰国

投稿者:User icon mini lomen123 投稿日:2014/03/21 17:50

ところが最大の被害国である中国の総統蒋介石は、これに反対して日本4分割案をつぶしてしまいました。
 そればかりか、蒋介石総統は戦争による日本に対する損害賠償請求権を一切放棄してしまったのです。
 「敗戦により中国から日本に帰国する日本人に手をかけた中国人は死罪に処する」とまで通告しました。

蒋介石

 この蒋介石総統の温情により、中国から200万人を超える日本軍民が安全に引き揚げ、列強による国土4分割占領を免かれ、天文学的金額の賠償義務を免除され、日本は戦後の平和の実現と経済的な発展を成し遂げることができました。

 なぜ蒋介石総統は日本人にそれほどまでに深い温情を持っていたのでしょうか?
 表向きには、クリスチャンであった彼が、「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」「悪をもって悪に報いず、かえって善をもって悪に報いよ」というイエス・キリストの言葉に従ったのだとされています。
http://www.funiture-centre.com/centre-design.html
 彼自身そのように世界中に公表しています。

 しかし、アメリカのルーズヴェルト大統領もイギリスのチャーチル首相も、同じクリスチャンでしたが、日本の国土4分割と巨額の賠償請求を要求していたのです。

ヤルタ会談

 ですからキリスト教徒という信仰を超えたもっと強い動機を蒋介石総統は持っていたに違いありません。それは一体なんだったのでしょうか?
http://www.funiture-centre.com/double-bed.html
 混沌としていた中国の民主化と統一を志した蒋介石は、若いころ日本に留学するとともに長期にわたって滞在して、各界の日本人と接触して学んでいました。
 中でも、彼が最も尊敬し、彼の人生に最も強い影響を与えたのは、「セカイのカガワ」と言われたクリスチャンの社会運動家・賀川豊彦でした。
賀川豊彦

 日中戦争に反対した賀川は、憲兵隊によって投獄されたこともありました。
 それを知っていた蒋介石総統は、「私が心から敬愛する賀川豊彦先生のいる日本を滅ぼすことはできない」と言ったのです。
http://www.douban.com/note/342785087/
 賀川豊彦という一人の日本人との深い心の結びつきが、「敵国・日本を愛し、日本人を無条件に赦す」という蒋介石総統の世界史に残る決断をもたらしたのです。




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